和歌山県や大阪府でガソリンスタンドを運営する「石橋」はセルフ方式でのガソリンスタンドでPayPay(ペイペイ)とLINEPay(ラインペイ)を導入しています。
「石橋」が運営するガソリンスタンドでは専用のカードに事前に入金してから給油する方式が取られています。
PayPayやLINEPayで決済を行う場合には、ガソリンスタンド内の事務所でスタッフとQRコードの読み取りを行なったうえでカードへ入金します。
そもそもPayPayなどキャッシュレス決済は、現金を扱わないため決済時のやりとりがスムーズになるというのがメリットです。
しかし、事前に入金するタイプのカードにPayPayなどを使って入金するとなると二重での入金が必要となります。
PayPay残高が不足している場合には、一旦PayPay残高へ入金したうえでさらにガソリンスタンドのカードに入金することになり煩わしさを感じることにもなります。
さらにセルフ方式のガソリンスタンドであるにも関わらず、カードへ入金するためにわざわざ事務所へ行きスタッフとQRコードの読み取りを行うというのはセルフ方式のメリットを薄める行為と言えます。
また満タン給油する場合には事前に金額がわからないためカードへの入金額がはっきりしないというデメリットがあります。
還元率が高いため、生活必需品であるガソリンの支払いにPayPayが利用できるのは魅力的ではあります。
しかし、店舗側の導入の仕方によってはユーザーが不便になる恐れもあり使い方には改善の余地があると言えます。