Yahoo!JAPANカードが2020年2月1日よりクレジットカード決済によるTポイント還元条件改正を発表しました。
ポイント還元条件改正により、PayPay決済もしくはPayPay残高へのチャージで付与されていたTポイントの還元率が1%から0%になります。
(〜2020/1/31) | (2020/2/1) | |
Yahoo!JAPANカードでのPayPay残高チャージによるTポイント還元率 | 1% | 0% |
Yahoo!JAPANカードでのPayPay決済によるTポイント還元率 | 1% | 0% |
PayPayではPayPay残高を利用した決済とYahoo!JAPANカードを利用した決済で1.5%のPayPayボーナスが付与されています。
現在では、PayPay決済前にYahoo!JAPANカードを使ってPayPay残高へチャージを行うことでTポイントが1%還元。
または、PayPay決済にYahoo!JAPANカードを使うことでクレジットカード決済ポイントが1%還元されています。
2020年2月1日からはYahoo!JAPANカードを使った事前のチャージやYahoo!JAPANカードでの決済がTポイント還元対象から外れるため実質的にPayPay決済の還元率はダウン。
Yahoo!JAPANカードを利用したPayPay決済の還元率は現在の2.5%から1.5%へと変更となります。
- 2020/2/1よりYahoo!JAPANカードのポイント付与条件が改正
- Yahoo!JAPANカードを使ったPayPay残高へのチャージ/Yahoo!JAPANカードでのPayPay決済がポイント還元対象外に。
- これまで通常のPayPay決済での還元率(1.5%)にプラスされて付与されていたYahoo!JAPANカードでのクレジットカード決済ポイント1%は0%に変更となる。
目次
Yahoo!JAPANカードのTポイント還元条件改正でPayPay(ペイペイ)決済による還元率が大幅ダウン
Yahoo!JAPANカードのTポイント還元条件改正でPayPay決済によるお得度は大幅にダウンします。
PayPayではPayPay残高を利用した決済とYahoo!JAPANカードを利用した決済で1.5%のPayPayボーナスが付与されます。
PayPayボーナス還元率 | |
PayPay残高を利用した決済 | 1.5% |
Yahoo!JAPANカードを利用した決済 | 1.5% |
PayPay決済では、2020年1月31日まではYahoo!JAPANカードでのチャージもしくは決済で1%のTポイントもクレジットカード決済ポイントとして付与されます。
(〜2020/1/31) | PayPayボーナス還元率 | Tポイント還元率 | 還元率合計 |
PayPay残高を利用した決済 | 1.5% | 1% | 2.5% |
Yahoo!JAPANカードを利用した決済 | 1.5% | 1% | 2.5% |
2020年1月31日まではPayPay決済で合計2.5%が還元されるわけです。
ところが2020年2月1日からはYahoo!JAPANカードによるTポイント還元率は0%に変更となります。
(〜2020/ 2/1) | PayPayボーナス還元率 | Tポイント還元率 | 還元率合計 |
PayPay残高を利用した決済 | 1.5% | 0% | 1.5% |
Yahoo!JAPANカードを利用した決済 | 1.5% | 0% | 1.5% |
2020年2月1日からはPayPay決済で還元されるものはPayPayボーナス1.5%のみとなります。
キャンペーン期間に限らずお得なPayPay決済ですが、平常期における還元率が1.5%にまで落ち込む事になり還元率を気にするユーザーが離れていくことも懸念されます。
PayPayにおけるYahoo!JAPANカードの利便性もダウン
Yahoo!JAPANカードのTポイント還元条件改正により還元率が下がってしまうPayPay。
しかし、PayPa残高へのチャージがTポイント付与対象外となったことによりPayPayにおけるYahoo!JAPANカードの利便性も下がることになります。
Yahoo!JAPANカードはPayPay残高へチャージ可能な唯一のクレジットカード。
Yahoo!JAPANカード以外のクレジットカードではPayPayへチャージすることはできません。
事前のチャージすることでTポイント還元対象となっていたYahoo!JAPANカードはPayPayユーザーから重宝されています。
しかし、PayPayへのチャージでTポイントが付与されないとなると話は変わってきます。
そもそもPayPayへのチャージはYahoo!JAPANカード以外でも可能。
PayPayと銀行口座を紐付けることでチャージすることはできます。
事前のチャージや決済でクレジットカードポイントが付与されないYahoo!JAPANカードは、PayPayユーザーにとってもはやPayPay残高へのチャージ方法の一つに過ぎません。
Yahoo!JAPANカードでのチャージは銀行口座に残高がなくても利用できるというメリットはありますが、1%のTポイント付与を上回るほどのメリットとは言えません。
PayPay以外の決済サービスの還元率について
ここで他の決済サービスの還元率について見ていきましょう。
決済サービス | 還元率 |
OrigamiPay | 3%(銀行口座)*割引 |
LINEPay | 2%(最大) |
楽天Pay | 1.5%(楽天カードの場合) |
auPAY | 1.5%(auスマートパスプレミアム会員) |
d払い | 1.5%(dカード) |
OrigamiPay(オリガミペイ)
際立っているのはOrigamiPay(オリガミペイ)です。
OrigamiPayでは銀行口座との紐付けで3%が割引(還元ではありません。)されます。
OrigamiPayの場合、クレジットカードでの紐付けだと1%還元となりますが、高還元率のクレジットカード(リクルートカードや楽天カードなど)との合わせ技で2%還元超えも可能です。
LINEPay(ラインペイ)
LINEPayでは還元率が「マイカラープログラム」というポイントプログラムにより決定します。
最大還元率の2%となるには前月のLINEPay利用実績が10万円以上必要となりますが、使い方によっては狙えない金額ではありません。
ただし、LINEPayの場合クレジットカードチャージには対応していないためクレジットカードポイントの二重取りは狙えません。
楽天Pay
楽天Payの場合、相性の良い楽天カードとの紐付けで還元率は1.5%(楽天Pay決済0.5%+楽天カード決済ポイント1%)となります。
楽天Payはチャージすることはできないためクレジットカード決済によるポイント二重取りが通常となります。
auPAY
auPAYの通常還元率は0.5%です。
auスマートパスプレミアム会員になると還元率は1.5%にアップします。
ただし、auスマートパスプレミアム会員となるには月額499円が必要となります。
d払い
d払いの場合、相性の良いdカードとの紐付けで還元率は1.5%(d払い決済0.5%+dカード決済ポイント1%)となります。
またd払いはオンライン決済で使用した場合、還元率が0.5%から1%にアップします。
PayPay還元率1.5%は高いとは言えない
他の決済サービスの還元率を見るとPayPayの還元率1.5%は高いとは言えません。
Yahoo!JAPANカードでのTポイント付与で2.5%還元となっていたPayPay。
2月1日からのPayPayの還元率は、他の決済サービスと比べると至って凡庸なものとなってしまいます。
Tポイント加盟店でのカード提示で還元率アップ
他の決済サービスと比べても大差がないPayPayの還元率ですが、Tカード加盟店でYahoo!JAPANカードを提示すれば還元率アップは望めます。
Tカード加盟店でのTポイント付与率は0.5%。
PayPayが使えるTカード加盟店であれば還元率は2%(PayPay決済1.5%+Tポイント0.5%)にまでアップします。
ただし、ポイント加盟店があるのはTポイントだけではありません。
マクドナルドであれば楽天カードの提示で1%の楽天ポイントが貯まりますし、ローソンであればdカードの提示で1%のdポイントが貯まります。
やはり常時1%がプラスされていたYahoo!JAPANカードによるポイント付与がなくなることはPayPayにとっては痛手となりそうです。