本人確認なしでで利用できるVisaプリペイドカードの「Kyash」はPayPay(ペイペイ)の支払い元として登録することができます。
ただし,「Kyash」 はPayPayの本人認証サービス『3Dセキュア』に対応していないため過去30日間において5,000円までしか利用することができません。
また「Kyash」からPayPay残高へチャージすることもできません。
PayPay残高へチャージできるカードはクレジットカードのYahoo!JAPANカードのみとなっています。
また2020年2月からは事前のクレジットカードチャージを利用することでPayPay残高やYahoo!JAPANカードでの決済より「Kyash」での決済の方がお得になることもあります。
目次
PayPayと「Kyash」について
PayPayはPayPay残高を利用した決済と紐付けたクレジットカードからの決済に対応しています。
PayPayに登録できるクレジットカードはVisaかMasterCardのどちらかとなっており、それ以外のブランドのクレジットカードは登録することができません。*Yahoo!JAPANカードのみJCBに対応
またPayPayはクレジットカードと同様にデビットカードやプリペイドカードでの支払いにも対応しています。
本人確認なしで利用できる「Kyash」もPayPayへの登録が可能。
「Kyash」は事前にチャージした上で利用するプリペイドカードになりますので、使いすぎる心配もありません。
アプリのダウンロードで即座に使える「Kyash」は学生などクレジットカードを持つことができないユーザーが、流行りのスマホ決済サービスを利用するうえでも大変便利なものとなっています。
本人認証サービス『3Dセキュア』に対応していない「Kyash」
PayPayへ登録可能な「Kyash」ですが、PayPayが本人認証として取り入れているサービス『3Dセキュア』には対応していないため決済金額の面で制限を受けます。
PayPayでは3Dセキュアによる本人認証を行うことで利用可能金額がアップします。
3Dセキュアとはクレジットカード情報+本人しかわからないパスワードを入力することで本人認証を行うサービス。
本人認証前は過去30日間で5,000円までしか利用できませんが、本人認証後は24時間で2万円、過去30日間で5万円にまでアップします。
「Kyash」は3Dセキュアに非対応となっているため30日間で5,000円までしか利用できません。
ただし3Dセキュアに非対応の「Kyash」を使うことで、あえて利用金額を制限するといったことも可能です。
「Kyash」ではPayPay残高へはチャージできない
PayPayに登録することで決済に利用できる「Kyash」ですが、PayPay残高へのチャージには対応していません。
「Kyash」に限らず、PayPay残高へのチャージに対応しているカードはクレジットカードのYahoo!JAPANカードのみです。
ポイント二重取りでお得な「Kyash」
PayPayでの決済金額は5,000円までとやや使いづらい「Kyash」ですが、クレジットカード からの事前チャージでポイント二重取りができるというメリットがあります。
そもそも「Kyash」では決済金額の1%が還元されます。
さらにチャージ方法としてクレジットカードを選ぶことでクレジットカードポイントも還元されます。
つまり「Kyash」での決済による1%還元とクレジットカードポイントを二重で獲得できるわけです。
「Kyash」へ登録するクレジットカードはVisaかMasterCardのもので国内から発行されているものであればOK。
例えば還元率1%のクレジットカード 「楽天カード」を「Kyash」へ登録しチャージすることで1%の楽天ポイントが還元されます。
これに「Kyash」決済による1%還元がプラスされますので合計2%が還元されることになります。
PayPayでは2020年2月からYahoo!JAPANカードによるポイント付与条件が変更。
PayPay残高へのチャージまたはPayPay決済はポイント付与対象から外れることになっています。
*PayPayではYahoo!JAPANカード以外のカード決済はPayPayボーナスの還元対象とはなりません
これによりPayPayでの決済は最高でも1.5%となります。
事前に還元率1%のクレジットカードからチャージし「Kyash」で決済することで2%還元も狙えるので、PayPay残高やYahoo!JAPANカードで決済するよりお得になるわけです。
例えば「Kyash」へのチャージに還元率1.2%の「リクルートカード」を利用すれば還元率は2.2%にもなります。
手持ちのクレジットカードの還元率が1%以上であればPayPay残高などで決済するよりもお得になるので是非一度確認してみください。
また決済店舗が楽天ポイント加盟店やTポイント加盟店であればさらにプラスしてポイント還元されることにもなります。
場合によってはポイント三重取りも狙えるわけですね。
PayPayと「Kyash」についてまとめ
- 「Kyash」はPayPayの支払い元として登録可能
- ただし過去30日間で5,000円までしか使えない
- 「Kyash」でのPayPay残高へのチャージはできない
- 事前のクレジットカードチャージで2020年2月からはPayPay残高やYahoo!JAPANカードでの決済よりもお得になる「Kyash」